わが国の社会資本は、戦後の復興から極めて短期間に整備されたものが多く、これら社会基盤の充実が国を富ませ、国際競争力を向上させ、現在の社会生活に大きく貢献しています。
一方、成熟社会の現在および高齢化社会の将来を考えると、従来のような新設による社会基盤の充実には無理があり、今後は既設構造物の延命化をするための維持管理技術が重要となります。
高度経済成長期に建設された大量のコンクリート構造物が建設後30年~50年近く経過し、維持管理の重要性が叫ばれ、安全・安心な社会づくりという観点からも、維持管理技術の向上が不可欠となっています。
このような背景から、新潟県内の「学」と「民」の連携により、コンクリート構造物の維持管理技術向上に関する活動をとおして、
「県内企業の技術力向上と、経営に優れた企業づくりを目指す。」
この趣旨の下、新潟県に特化したコストミニマムな維持管理システムを構築し、社会へ貢献することを目的として活動をしています。